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2007年11月28日 (水)

今更ながら養老孟司「壁三部作」読んだ

バカの壁 (新潮新書) 死の壁 (新潮新書) 超バカの壁

養老先生ほど説得力があって無責任な人はいないなぁとつくづく思う。w

この本で一貫しているのは原理主義と一元論をとことん批判しているということ。そのことが「バカの壁」だけではなかなか理解できなかった。それで「死の壁」「超バカの壁」と読んでいくうちに何となく分かったような気がする。

今起きている戦争の背景に原理主義があるのは言うまでもないが、一元論に関してはNHKなんかもある意味そこに含まれる。

「公平・客観・中立」

これがあたかも正しいかのように、一神教化していくのはヤバイと言っている。うん。確かにそうだな。

著者が指摘しているように、今の日本はモノの考え方、見方がおかしくなっている。

特に最近感じたのは「香川・坂出事件」で民放がこぞって父親の怒りのインタビューを放送していたこと。いかにも父親が犯人だと視聴者に思わせるような報道。あれを見てどう思うかは視聴者の自由だが、テレビという巨大なメディアを使うということはある意味洗脳に近い。

確かに「和歌山カレー事件」でもそうだが、犯人というのは何故だがやたらとメディアで喋る。そういった思い込みみたいなのがメディアにも根付いているのだろう。これは本当に恐ろしいことだなと感じた。

世の中あまりにも多くの情報が氾濫していて、何が正しくて、何が正しくないのか、それさえも見極めるのが困難な時代だ。そういった情報や問題の根本をきちっと見極める必要があるし、いや、そうでなければ日本は間違った方向へ進んで行くのかもしれない。

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