石野純也「勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸」読みました
勝手サイト 先駆者が明かすケータイビジネスの新機軸 (ソフトバンク新書 52) (ソフトバンク新書 52)
石野 純也 
「勝手サイト」=「いかがわしい」という図式は崩れつつあるようだ。今までは公式サイトでないとビジネスになり得ないと思われていたが、もうそういう時代ではなくなった。携帯でも広告収入がメインになりつつある。
<目次>
第1章 勝手サイトのチャンスが広がるケータイ・コンテンツ市場
- 公式サイトと勝手サイト
- 高速化による「寄り道」の実現
- 検索ページで広がる「外の世界」
- 端末の高機能化によるアクセス環境の多様化
- 1兆円を超えるケータイ・コンテンツ市場
第2章 勝手サイトを支える広告市場
- 急成長するケータイ広告市場
- 続々と参入する大手企業
- 広告で蘇るコンテンツ
- 媒体を束ねて既存メディア並みの効果を発揮
- 広告ビジネスに残された課題
第3章 ケータイカルチャーの流れを読み拡大するコミュニティ
- コミュニティを育み、伸びる勝手サイト
- 無料ゲームをきっかけに600万の会員を集めたモバゲータウン
- アバターの魅力を収益に結びつける
- 口コミにもつながるモバゴールドの魅力
- コミュニケーションを誘発する数々の仕掛け
- 「勝手サイト=危険」の誤解
- ポータルサイト化を目指すモバゲータウン
- 無料の着信メロディーで高校生のハートをキャッチしたゴルゴンゾーラ
- 深夜ラジオ風のフレンドリーなコミュニティ
- 2つのコミュニティに共通するユーザー本意の姿勢
第4章 「ケータイならでは」を活かした勝手サイト
- 「通話」よりも「メール」が重視される時代
- 高画素カメラは使わなくても欲しい
- 口コミやメディア連鎖で利用者急増中の「顔ちぇき!」
- 次々と決まる大型タイアップ
- ジェイマジックの目指す「未来の検索」
- サイトをメールに置き換えた「ニワンゴ」
- まずサービスありきのダイナミックな展開
第5章 「位置情報」を価値に換えたロケーションバリュー
- 最大の武器は位置情報
- 労働力の「ロングテール」を実現する「おてつだいネットワークス」
- 求人広告の価格破壊
- 労働者の質を保証する相互評価システム
- 広告に頼らないビジネスモデル
第6章 黎明期のケータイ動画にビッグバンはおこるか?
- ビッグバン目前のケータイ動画市場
- キャリアの仕組みを超えた枠組みを提供する「jigムービー」
- 1年かからずに100万人の視聴者を集めた驚異の動画サイト
- PCの動画文化をケータイに持ち込んだ「ニコニコ動画」
- 勝手サイトに動画で切り込むサイバード
第7章 勝手サイトが作り出すケータイ・コンテンツのスタンダード
- 「スピード感」や「自由な発想」で公式サイトを凌駕
- ケータイならではの「空気感」をつかむ
- ケータイだけにしかできないコンテンツ
ここで取り上げられているのはモバゲータウンとかゴルゴンゾーラ、ixen、ONE☆FESTA、ニワンゴ、おてつだいネットワークス、顔ちぇき!など。僕がせいぜい携帯で見るのはmixiかGmail、Twitter、競馬関係サイトぐらい。勝手サイトは10代、20代をターゲットにしたものが多く、僕のようなオッサンには少し取っ付きにくい印象がある。しかし顔ちぇき!などは宴会ネタとしても使えたし、これからいろんな層を狙った勝手サイトが出てくるのではないかと思う。
ただ、iPhonのようなモバイルが日本でも主流になってくると、携帯サイト自体あまり意味をなさないのではないだろうかと思うが、こういう考え方自体がある意味時代遅れなのかもしれないな。















石野 純也
300冊書評した男
ジエン乙
投稿: amazonレビューの怪 | 2008年1月12日 (土) 15:54